総アクセス数
 

 

 

 
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー
メニュー



平成15年03月一般質問

※この文書は録音テープをテキスト化したものです。
正式な議事録ではありません。




榎本健治
 一般質問させていただきます。
 よろしくお願いします。
生涯学習センターについて、平成16年2月末の工事完了予定となっております生涯学習センターについてお尋ねいたします。
設立にあたり、各種団体、公民館利用団体等の意見交換会、新築工事設計者選考委員会の開催、ワークショップ等を行い住民の意見や要望を聞き、それを設計に取り入れたという点は有意義であると思います。
生涯学習センターは地域住民の学習文化を支援すると共に生涯に渡り永く使用できる施設として大変喜ばしく思っています。
しかし、その施設を使用する住民の中には高齢者の方、体が不自由な方、生涯学習センターまで遠い方等おられます。
そのような住民に対しての配慮として、現在、福祉センターで行われている車での送迎等のサービスは行っていただけるでしょうか。
生涯学習センターは住民誰もが有効に利用し活用できてこそ、住民に喜んでいただけると思います。
どの様に考えておれれるのかお伺いいたします。

 

大岡教育長
午前中のご質問と重なる面があるかと思いますが、お許しを願いながらお答えさせていただきたいと思います。
長寿社会の到来と労働時間の短縮、学校週5日制の移行など社会を取り巻く環境が急激に変化している現在、住民の余暇時間も増加する傾向にあります。
 現在、公民館活動は料理教室、生け花教室など10講座を開設しており、活動を行っておりますが、建設後45年経過した施設を利用しているため、活動にあたってさまざまな面で支障をきたしており、皆様方に大変ご迷惑をおかけているところでございます。
本村ではこうしたことから、住民が「いつでも、どこでも、だれでも」学べる学習環境を目指し、村民一人一人のコミュニティ意識の高揚を図るため、自然に囲まれた環境の中で心身ともにリフレッシュし、1日を思いきり過ごせる場所として生涯学習の拠点としてふさわしい場所として選定いたしました。
申すまでもなく、高齢者や障害のある方にとって使いやすいことは、健常者にとっても心地よいこととの理念で、徹底したバリアフリー、ユニバーサルデザインを行い、村民の方に利用しやすく、くつろげる場所として施設づくりを考えております。
村道から施設への取り付け道路は、歩行者の立場に立ってできうる限りの配慮をしてまいりましたが、当然坂道であることには変わりございません。
学習センター利用にあたっては、利用者の方々の自主的な活動を尊重し、運営を行っていく方向でもあり、参加される方がそれぞれ誘い合って車に乗り合わせるなどしてご参加いただきたく、ご理解を求めたいと思います。
したがいまして、一般的な催し物等への送迎バス等を用意することについては考えておりません。
ただ、社協等福祉団体や村の主催する敬老会等特別な催し物については、これまでどおり関係団体やボランティア等と連絡をとりながら、できる限りの配慮を行ってまいりたいと考えております。
よろしくお願い申し上げます。

 

榎本健治
施設内は坂道等へバリアフリーを取り入れられているということですけども、それまでの道のりというのは、ま、村道の方ですね、まだまだバリアフリーがなっておれられてないということなんで、やはり特別な催し物等には自主的に行って、自主的に誘い合わせの上参加していただくということなんですけども、施設利用の中でもう1点お聞きしたい点があるんですけども、緊急時の施設利用なんですけども、東南海地震、南海地震が予測されてる中で、学習センターを避難場所として考えていられるということで、津波、地震が発生して学習センターの方に避難すると、そういった中で高齢者、体の不自由な方とか、ましてや遠方の方ですか、そのような方の交通手段としては考えられているんですか。
どういうふうな交通手段で避難されるということですか。
それと津波避難計画策定をしていくと言っておられましたが、どのようにその点考えておられるんですか。
お願いします。


西田村長
 生涯学習センターは当然、津波、地震発生時の避難場所とかですね、それから風雨時の避難場所、当然考えていかざるを得ないと思いますし、たまたま高台ということでありますので、津波の方は心配ないと、このように思ってますけども、ただ津波の発生とか何かの場合はですね、実際時間的な余裕ってのはおそらくないんじゃないかなというふうに思います。
 そういったことで、それに対して行政で手立てをしてっていうのは大変困難ですし、特定の人だけを手を差し伸べるっていうのは非常に難しい。
 公平という意味で言えば大変大きな問題になってくるかと思います。
 できるだけのことは当然して、避難誘導とかそちらの方が先行してくるんじゃないかなというふうに思います。
 ただ、先ほどの質問でもございましたように、自分達の生命というものはですね、やはり自分達で守るということが、一番…当然原則になってくるんじゃないかなと、こんなふうに思います。
 災害が発生した場合、当然それに対する手当はこれは行政でもう十分精一杯のことをして対応していかなきゃならないと思いますけども、それに対する防衛策というのはやはり自分の命は自分で守るっていうのが一番大事になってこようかと思います。
 そういった意味で、これから一番大事に問題はやはり自主防災組織の結成であるというふうに思っております。
 鵜殿村も先ほども申し上げましたように、平島地区と駅裏地区で自主防災組織の整備続けて、色々協議をしていただいておるところでございますし、そういった中で色々避難経路とかですね、ワークショップというお話、言い方しましたけども、色んなことについて地域の住民の皆様が議論し色々検討する中で、避難経路もどうしようってことにもなりますし、じゃあその地域の中でおる人々がお互い助け合ってそういったいざ発生した時にはどういう助け合いをして自分達の命を守っていこうということがですね、話し合われる、それがまず第一番ではないかなというふうに思ってますので、これから当然避難…先ほどありました避難誘導路の問題もそうですし、避難路の説明もそうでありますし、やはり住民自治、住民自主防災組織というのがこれから一番大きな問題になると思いますし、阪神淡路大震災においてもやはりボランティアの方の活躍っていうのが大変大きな力を発揮をされたということでございますので、やはりそういった中で、本当にこの住民自治といいますか、地域に住んでいる人々がいざその災害発生時を想定する中で色々話し合い、協議して、そういった防災活動なり避難なりの体制を作り上げていくというのが大事ではないかなと思っておりますので、今後とも村としても中心的にそういった地域の皆さん方にもお願いし協力していただく中で、できるだけ早く自主防災組織の設立に向けて取り組んでまいりたい、このように思っておりますので、よろしくお願いします。

 

榎本健治
 今、自主的な防災計画、自分の命は自分で守ると村長がおっしゃられてましたが、その送迎等の自主的なボランティア団体という募集という点は考えておられるんですか。
 お願いします。

 

西田村長
 災害って言っても色んな災害がある訳ですけども、地震の災害については突然これはやってくる訳でして、当然発生は予想しがたい訳でございます。
 ただ、東南海、南海については30年から40から50ですか、の確率で発生するということですけども、これはいつやってくるかわかりません。
 したがいまして、いざ発生した時には先ほど申し上げたとおりの形の中で鵜殿村民あげてですね、防災意識の掲揚って言うか高揚、啓蒙を進めていきたいと、こういうふうに思っております。
 ただ、風水害についてはですね、これは現在の気象情報、観測情報も大変しっかりしておるもんでございますので、刻々と情報がテレビ等でも伝わってまいりますし、情報も入手をしやすいというような状況でございますので、そういった状況に合わせてはですね、村では行っておりませんけども、社会福祉協議会の中でボランティア…名前は…見守りボランティアですか、いう形の中でボランティアの登録もされておりますし、そういった方々が自主的に体の、身体の不自由な方とか、申し込みのあった方についてはですね、送迎をして身の安全と言いますか生命の安全の確保の為に努力をしていただいているということで、大変感謝を申し上げておるところでございますし、また敬意を表しているところでございます。
 今後ともですね、そういった見守りボランティアの方々がですね、地域のも根付いた中で地域全体で活動されてくようなコミュニティづくりに今後とも取り組んでいきたい、このおゆに思います。

 

榎本健治
 大変わかりやすい説明ありがとうございました。
 見守り会が自主的な送迎等のボランティア団体として送迎を行っていただけると。
 学習センターの方でも、今福祉センターで行われている送迎等の見守り会の方々も継続してやっていただけるのでしょうか。
 その点お伺いいたします。

 

西田村長
 先ほど申し上げましたように、身体不自由な方とかですね、そういった方については連絡をいただく中で努力をしてまいりたいと。
 健常な方につきましてはですね、自主的に指定されております避難場所に避難をしていただくと、これはもういつでも申し込みいただければ受け入れさせていただきますのでそういった形でお願いしたいと、このように思ってます。

 

榎本健治
 大変活発な前向きな答弁ありがとうございました。
 もう一点、生涯学習センター、今、建設されている中で、子ども達の、今、図書館の方で夏休み、冬休み等、図書館の方では中学生、高校生、小学生などが図書館を利用して勉強をされてる中で、学習センターでも勉強の場として開放はしていただけるのでしょうか。
 図書館の方でも結構夏休みの方は多数勉強されてる方があるので、二階の方も開放させていただいている。
 それでも大変多いということで、今後学習センターの方でも勉強の場として開放していただけるのでしょうか、という点をお伺いいたします。

 

西田村長
 それは教育委員会の方でまたお願いしたいんですけども、私はやはり学習センターもですね、これからの週五日制になったということございますし、総合学習、でまた地域での学習、歴史的な学習っていうのも当然大事になってきますし、地域で世代を超えた交流っていうのも大事になってこようかと思います。
 そういった意味で学習センターの部分をですね、自由な形で開放して自由に遊んでいただけると、そういった所に利用していただきたいなぁと思っております。
 これは気がねなくですね、安全な施設の中で自由にいつでも来て、そこで子ども達が溜まり場として利用していただく、そういった形でしていただいたらありがたいな、というように思っておりますのでそういったふうに取り組んでいただけるものというふうに思っております。
 それとやはり学習センターですんで、そういった色々図書の状況、勉強する状況があればですね、大変これはありがたいことでありますし、全室開放すると、夏なんかですと大変な電気代も要りますので、限定した場所になるかもわかりませんけども、そういった利用状況を見ながらですね、子ども達も学習にも励める、また総合学習もできる、そういったような場所にしていきたいというふうに思っておりますので、そういった方向で教育委員会も取り組んでいただけるんではないかなというふうに思っております。

 

榎本健治
 生涯学習の拠点として開放していただけると、全部じゃないけども開放していただけるとおっしゃられてますが、そうなると図書館の方で勉強されていた方は図書についても手元にあると、勉強する事項についても図書館が身近にあるということで図書館で勉強されていたと思いますけども、学習センターに移った場合、一部図書の移設等は考えておられますか。
 お伺いいたします。

 

西田村長
 図書の移設等については考えておりません。
 図書館は図書館で蔵書してきちっと本を貸し出していきたい、このように思っております。
 ただ、先ほどからございますように蔵書の検索システムですね、どういう本があるかとかパソコンで検索するシステム今あると思うんですけども、図書館にある訳ですけども、それについてはできるだけ学習センターでも検索して、どういう図書を選んで勉強するという本を探す部分についてはですね、設置をして、それから図書館に借りに行っていただく、そういった形で利用していただけたらというふうに思っております。

 

榎本健治
 最後に、今、合併問題が取りだたされている中で、財政的に非常に厳しい中で住民の中からは、今なぜ学習センターを建てたのか、住民の中には老人ホームを作っても良かったんじゃないかと、そういう意見も多数僕は聞くんですけども、そういった意見、当局の方も聞きませんか。
 お伺いいたします。

 

西田村長
 老人ホーム等についてはですね、それはたくさん作ってしていければ一番私もいいと思います。
 これは今までも広域で行政の中でずっと取り組んできておりまして、介護保険の適用が3年目を迎える訳でありますけども、今、第2期の計画をしております。
 その中でも施設介護についてはですね、大変な介護給付費と言いますか、介護費用がかかっております。
 この介護費用の問題についても当然介護を受ける方が多くなれば、介護保険をたくさん納めていかなきゃならんと、これはもう道理でありまして、今の状況でも三重県でも上位の介護保険料を納めていただいているという中でですね、確かに介護の待機入所者もみえるということもよく存じておりますけども、やはりそれがその中で適切な施設の数であるかどうか、これは広域的な問題もありますので、そういった介護保険の問題もございますし、十分な中で一番より良い方向で運営がしていけるような方向ですかね、そういったことを考えていかなきゃならんだろう、いうふうに思っております。
 学習センターの必要性については、私は必要だというように思っておりますし、一部の方は、賛否両論、さっきの合併の問題じゃないですけど、賛否両論あるのは十分承知しております。
 利用する方はできたら新しいあればいいですし、利用しない方って言ったらおかしいですけども、無駄じゃないかという、当然そういったことも出てこようかと思います。
 だけどやはりそれぞれの活動をする中でですね、先ほどもございましたように、鵜殿公民館も、私も子どもの、昭和34年の築ですね、私も10才位の時ですね、本当にこの鵜殿公民館がこの地域で木造の家屋ばっかりの中にですね、斬新的なコンクリートの鉄筋コンクリートの公民館できて、この地域で本当に初めての鉄筋コンクリートの構造物じゃなかったかと思います。
 大変立派な施設でですね、その当時も青年団活動とか婦人会活動とか色んな活動で利用されておりますし、今日も利用されてきましたけれども、やはり現在の状況においてはですね、築45年ていう老朽化を迎えて、非常に危険な状況にもありますし、また屋根の痛みとか色んな状況ございます。
 そういった中でこれからさらに40、50年先を十分考えた、50年先か20年先か30年先か考えた場合ですね、やはり今の時点で今までも大変貢献してくれた公民館に替わる生涯学習の拠点として今回整備をして、おおいに村活動、生涯学習活動、また子どもの溜まり場としてね、おおいに利用していただけるような施設にしていきたいなというふうに思っております。
 公民館ついては大変長い間ご苦労様でございましたというふうに申し上げたいと、このように思います。

 

榎本健治
 大変財政的にも苦しい中で高額なお金を使い、また住民の意見や要望を聞き建設された生涯学習センターは、住民誰もが有効に利用し活用できてこそ、本当に喜んでいただけると思っております。
 その為、今後住民の立場に立った利用法を検討、協議していただきたいなと思っております。
 以上で質問を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。

 

 

 

目次へ戻る
>>> 次のページ


 


 
(C)2005 榎本健治後援会