※この文書は録音テープをテキスト化したものです。 正式な議事録ではありません。
榎本健治
7番、榎本です。
ただいまから一般質問をさせていただきます。
1番、児童扶養手当法改正について、昨年8月より児童扶養手当制度が改正され、手当ての全部支給、一部支給、支給停止を決定する所得の限度額が変更になりました。
現在、約70万人が手当てを受けていますが、この変更により約33万人が減額になりました。
最近、離婚件数も増加しているのに伴い、母子家庭も増えております。
この改正により、ただでさえ不況で苦しい生活がさらに苦しくなる家庭は多いと認識しております。
また、減額になった分だけでも余分に働こうと考えていても、幼い子どもを抱えて働くということは非常に厳しいことです。
さらに、現在のような経済、社会情勢のなかで、また、この地域では特に働き口が少ないということ等から、働きたくても働けない母親も多いのではないでしょうか。
そして、例えば子どもが体調を崩したときなど、急に欠勤せざるを得ない、時には長期にわたり休暇が必要になってくる、保育園の時間があるので残業ができない等の理由からフルタイムでは働けず、パートなどの身分で収入が制限されてしまう母親もいます。
そういう状況を理解して、支援していくということが必要です。
この4月より「母子及び寡婦福祉法等の一部を改正する法律」の改正を行ない、施行されました。
子育て・生活支援、就業支援、養育費の確保、経済支援などの総合的な母子家庭など対策の推進を目的とするものです。
このような、国によって定められた母子家庭等対策の基本方針に即して、地方公共団体がよりきめ細やかで住民の要望に即した自立支援事業を計画、推進していくことが必要だと考えております。
この小さい鵜殿村だからこそできる臨機応変な対応、綿密なサービスというのは必ずあると思います。
村長としまして、母子家庭支援対策をどのようにお考えになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。
2番、乳幼児医療費申請手続きについて、前回の一般質問で、乳幼児が医療機関にかかった場合、県内・県外の医療機関も含めて、医療費の現物給付実現に向けて前向きに要望していかれるというお答えをいただきました。
前議会から今議会までの間、具体的に関係機関に対しての積極的な働きかけはあったのでしょうか。
現状と今後の見通しをお聞かせいただきたいと思います。
3番、鵜殿図書館のパソコン増設について、鵜殿図書館は本を借りる方だけではなく、夏期休暇や試験前などは学生も多数勉強などに訪れており、利用者数は多いと認識しております。
そのなかにあって、利用できるパソコンが1台しかなく、順番待ちをしている利用者を多数お見かけいたしました。
(1)今後、図書館のパソコン増設の計画はあるのでしょうか。
(2)もし、予算的にも増設が難しいのであれば、現在、役場の玄関に置いてある4台のパソコンのうち1台でも移設することはできないでしょうか。
4番、水害対策について、これから台風シーズンを迎え、予想外の大雨が降る可能性も高いと思われます。
鵜殿村におきましても、大雨のため側溝があふれ、浸水したりするなどの被害をこうむる地区もあります。
このような被害を軽減するため、何か対策を講じてほしいという声もあります。
このことに対して村長はどうお考えでしょうか。
よろしくお願いします。
西田村長
榎本議員の一般質問につきましてお答えをさせていただきます。
まず、1番目と、この4番目の部分の項目につきましては私のほうから答弁させていただきまして、あとの2番は福祉衛生課長、3番は教育長よりご答弁させていただきます。
まず、児童扶養手当改正についてでございますけれども、急速に離婚が増大するなかで、母子家庭等一人親のもとで監護・養育される子どもたちが増えてきておりますことは事実であります。
本村におきましても13年度の離婚件数が9件、14年度は18件、また15年度につきましては9月現在で既に16件という状況のなかで、現在、児童扶養手当を受給をしておられる方は50名と、3年前と比較をいたしまして約20名増えている状況にあります。
母子家庭等の生活の安定と自立を助け、児童の福祉の増進を図るための制度であります「児童扶養手当制度」の所得限度額や、一部支給の手当額が14年8月に変更されました。
本村でもこの改正で手当額が減少となった方もございます。
子どもは我が国の将来であり、その健全な育成は少子化社会の中で大きな課題となっています。
特に母子家庭につきましては、母親の就労等による収入をもって自立できること、そしてその上で子育てができることが子どもの成長にとって重要であり、また、子どもを地域や社会全体で育んでいくことが合わせて必要となってまいります。
これまで生活支援の一つとして「ひとり親医療費助成制度」では、本村では所得制限を設けず自己負担額全額を助成をしております。
また、就労支援策の一つとして、保育所への優先的入所、希望される方を対象に5時半までの延長保育、2年前から1歳児保育も実施をしておるところでございます。
母子家庭のような一人親家庭が就労により自立するためには、安心して子育てと仕事が両立できるよう支援することが重要であると考え、これらの事業を継続しつつ、来年完成いたします生涯学習センターでは新たな子育て支援事業が考えられており、また、社協におきましては、村内各所にたまり場的スペースの開設を現在計画中でございます。
これらを利用していただくことで、就労の手助けになるのではないかと期待をしているところでございます。
次に水害対策についてでございますけれども、自然の猛威の前では予想を上回る被害が発生することが多々あります。
しかしながら、地震と違いまして、台風や豪雨は到来をある程度予測することができます。
当村におきましても、特に水害につきまして力を入れなければならないところではございますが、低地においては浸水を防ぐための土嚢の配置のほか、排水環境の改善を目指し、側溝の改修を年次計画的に行なっておりますし、各地区で溝掃除の実施もしていただき、定期的に側溝の点検も実施をしておりますので、排水の流れは良くなっているものと考えます。
また、駅裏、中曽公園周辺も調整池として貯水量を増やす改修を行ないました。
9月19日には法寿坊地区の方々と中曽川水位警報装置サイレンについての今後の改善策や自主防災組織等についての懇談会も開催をしたところでございます。
今後とも水害につきましてはできる限りの対策を講じ、努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
中口福祉衛生課長
それでは、私のほうから乳幼児医療費の申請手続きについてお答えさせていただきます。
議員ご質問の負担を少しでも軽くするための、この現物給付実現に向けての取り組みについてでございますけれども、かつて本村において本村の医療機関にご協力をいただいて現物給付を実施していた時期がございましたが、その県の事務監査の席で、医療費高騰の要因となるために国保の補助金の減額ペナルティーとなるとのことで指導が入りまして、取り止めた経緯を前回報告させていただきましたが、全国的にも実施してきているとしている県が多いなかで、東海3県では三重県だけが実施していないことから、この現物給付に関しましては、県及び市町村の代表によりまして福祉医療制度改革検討会というのを組織しているわけなんですけれども、このなかで取り上げていただくよう支部の理事に要望しまして、7月29日開催の検討会のなかで県にぶつけております。
三重県全域で実施すれば補助金カットされないんではないかという問いに、県の回答は、現在現物給付を実施している県は全てカットされているとのことで、また今後も国のほうはそういう方向性でいくとのことでありました。
現在どのくらい実際にどのくらいの金額がカットされているのかはシステム化された計算式のなかで行なわれますのでカット額は不明でございますが、この検討会のなかではかなりの額がカットされるのではないかとの報告もございます。
この問題につきましては三重県の理解がなければ医師会との交渉も進まないために、この福祉医療制度改革検討会で今後も協議をしていき、また町村会を通じて強く要望してまいる予定にしております。
以上です。
石本教育課長
3番の鵜殿図書館のパソコン増設について教育長答弁ということでございましたが、私からお答えさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
現在、鵜殿図書館におきましては一般向けのパソコンが1台設置されておりますが、その利用状況につきましては、議員ご指摘のとおり、特に夏休み期間中とか学校が終わってからの時間帯におきまして順番待ちの状況が見られます。
ただ、この期間や時間帯の利用者は子どもたちの利用が8割から9割を占めており、また、一人当たりの占有時間も長いことから一般の利用者にとっては利用しにくい状況となっております。
このため、多くの方に利用していただくために、パソコン利用の届出制や使用時間の制限等を検討しているところでありますが、現在建設中であります生涯学習センターに4台の一般開放用パソコンを設置をする予定でありまして、今後ここを利用していただくことにより、図書館のパソコン利用が緩和されるのではないかと考えております。
また、役場玄関ロビーに設置をされておりますパソコン4台のうち3台につきましてはマッキントッシュ製ということもありますが、子どもから一般の方まで広く利用をされております。
したがいまして、図書館へのパソコン増設の件につきましては、生涯学習センターがオープンしたのちの、双方の利用状況等を勘案した上での検討課題とさせていただきたく考えておりますので、よろしくお願いいたします。
榎本健治
まず、1番の児童扶養手当改正法について再質問させていただきますが、年々離婚者数も鵜殿村におきましては増えてきていると、扶養手当受給者数も、現在、過去5年間で最高という数字が表れております。
したがいまして、鵜殿村独自の具体的なサービスというのは必ずあるはずと思います。
例えば、親が残業、病気などの場合には子どもを一時的に預かる場所、またはヘルパーの派遣なども充分に可能かと思われますが、この件につきましても具体的にどうされていくのか、また学習センターができてからその活用の場として使用できるサービスもあるのではないかと思います。
その点について再度ご質問いたしたいと思います。
西田村長
色々いい案をご提案をいただきましてありがとうございます。
確かにそういった方法もあるかと思いますし、これから学習センターの状況もございますので、今ご提案いただいたことにつきましてですね、真摯に受け止めて今後検討してまいりたいと、このように思います。
よろしくお願いいたします。
榎本健治
村長が前向きな答弁なので安心しました。
小さい鵜殿村だからこそできるサービスというのは必ずあるはずであります。
今後もぜひ少子、高齢化の中で子どもの対策、少子化対策、ぜひ力を入れてやっていただきたいと思っております。
次に、2番目の乳幼児医療申請手続きについて、この点につきまして、まず減額される国からの国庫支出金の中の調整交付金っていうのが前回ちょっと出てきたんですけども、質問のなかで。
いくら位なんですか、鵜殿村いただいている金額としましては。
中口福祉衛生課長
14年度実績で 1,529万9千円が普通調整交付金です。
榎本健治
例えば、この 1,529万9千円の中で、現物給付に向けた取り組みに行なっていった場合、どれ位なんですかね、減額される分っていうのは。
中口福祉衛生課長
この問題につきましては非常に現実的なことなんで、うちの担当としましても県のほうにも問い合わせいたしました。
県のほうから具体的にどの位のパーセントで落とされるのかという問いに「全くわからない。」と。
ただ、先ほど回答させていただきましたように、このシステム化されたその計算式のなかに、現物給付をやっていったらその旨を入力することによって計算されてくるんやということで、うちで例えば
2千万もらってたら1割の 200万ですとか、そういう回答も全くもらえませんでした。
それで実際に減額をされている、現物給付を実施している市町村にもちょっと問い合わせしたんですけれども、そこでも「わかりにくいんや。」という話で、具体的にとにかくうちではわからんかったということでございます。
榎本健治
その金額に対してですけども、100%減額っていうことではないですよね、金額としては。
中口福祉衛生課長
そんなことはまずありません。
実際 0となっているという話は聞いておりませんので。
ただ、やはりパーセント、何パーセント、何十パーセントのことだと思います。
榎本健治
100%でないとすると、1,529万円ある中で、例えば10%としますね、10%としたら 152万円減額されて、それで窓口が無料化になれば、大変、減額されるけどもその分子どもは医療にかかれると、子どもの病気は前回申しましたように急を要することもありますし、また早期治療、早期発見・早期治療をした方が医療費の沸騰は抑えられるんじゃないかと、そう考えております。
そして、ちょっと前回に引き続き、もう1点再質させていただきたいんですけども、現在、三重県から和歌山県に病院にかかっている子どもさん、約4割いらっしゃると前回の議会の中でもお伺いしたんですけども、その中で、手続きですね、申請用紙を和歌山県の方に、病院の方に持って行って書いてもらって、2週間後にまた取りに行くと、その手続きの簡素化はできないかという質問で、前向きに前回も考えていただけるとお答えいただいたんですけども、そのことについてももう1点お伺いしたいと思います。
中口福祉衛生課長
この問題につきましては、鵜殿単独ではなかなかやりにくい問題でもありますので、医師会との話になってますので、ですから南郡、南郡・熊野市あたりのレベルで話をまとめて、それから新宮の医師会と歯科医師会とにお願いしていくという方向になると思うんですけども、まずその前に三重県で実施したこの制度ですので、それを和歌山県までやっていって、また三重県からの現物給付ほどではないとは思いますけれども何かの指導があれば困りますので、そこらへんの県とのすり合わせを担当のほうでやったところ、まず問題はないんじゃないかというような回答をもらってるみたいなんですけども、それらも含めて南郡のほうでも一度この問題について検討したいと思っています。
今のところ、ですから申し訳ないんですけれどもちょっと南郡で打ち合わせというのはやっておりません。
榎本健治
確か南郡のほうから新宮の医師会のほうに前回もお伺いしましたけども、確認の意味でいくら位、医師会のほうに、負担金ありましたよね、いかほどでしたかね。
中口福祉衛生課長
新宮医師会のほうには、鵜殿からは 6万7千円です。
で、新宮歯科医師会のほうには 2万5千円です。
これ、南郡4か町村、件数に応じた按分によってお支払いしています。
以上です。
榎本健治
南郡も払って、南郡で全体で、たぶん鵜殿村割り当ては 6万7千円と、で、歯科医師会のほうは 2万5千円と、南郡ではいくらでしたか。
池田議長
福祉衛生課長。
中口福祉衛生課長
申し訳ない、今、ちょっと資料的なもの持っておりませんので、ちょっと記憶しておりませんが、新宮医師会の場合はたぶん総額で
10万だったと思います。
申し訳ありませんが、ちょっと、今、資料ありませんので。
榎本健治
やっぱ負担金っていうのは払っているにもかかわらず、働きかけていっていただいてできるのではないかと思います。
また、領収書方式、書いていただくにあたって手数料いりますよね、200円でしたっけ?それは市町村が負担してるんでしたよね、お伺いしたいんですけど。
中口福祉衛生課長
証明書料、最高 200円までは市町村がその助成の対象としてやっております。
榎本健治
それは和歌山県の場合も同様ですよね、領収書方式の場合は。
中口福祉衛生課長
和歌山県で証明してもらっても、最高 200円まではやっております。
三重県も同じでございます。
榎本健治
それであれば、200円、市町村が負担するのであれば、負担金を新宮医師会のほうへも出していると、ということであれば問題になってくるところはないと思いますね。
南郡で強く働きかけを行なっていただければできるのではないか。
この医師会の 6万7千円、歯科医師会の 2万5千円は何のために役立っているのかっていう疑問も僕は思っております。
ましてや将来的には減額も考え、この負担金の減額も考えていけるのではないかと素朴な疑問ですけど思っております。
西田村長
今、ご指摘いただきましたことにつきましてはですね、前回からも榎本議員からのご指摘をされているところでございますんで、和歌山県側の医療機関を利用する、比較的多い、この南郡でも鵜殿村、紀宝町さん、御浜町さんも、紀南病院ございますけども一部あろうかと思うんですが、そのへんですね、今後とも状況なり色々連携をとるなかでですね、和歌山県のほうにもお願いできるものはお願いしてまいりたいと、このように思っています。
ただ、医師会への助成とかですね、多い、少ない、これは今後どうなるか、それはわかりませんけども、ただ和歌山県側はご案内のとおり現物支給というかたちですし、三重県側は支払領収証明方式ということですんで、その制度の違いもありますし、三重県もようやく支払領収制度方式に変わったというような経過もございますんで、そのへんは榎本議員のおっしゃることもよくわかりますけども、もう少し時間をいただくなかでですね、今後ともそういった意を同じくする人とともにお願いしていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
榎本健治
ぜひ町村会を通じて、本当に強く要請していただきたいと、まず町村会が動いて知事が動いて国に働きかけをしていただくと、順序的にやっていただくのが効果的だと思います。
この領収書方式は、病院のほうから直接、三重県のほうは市町村団体に送っていただいているということで、問題はその病院側が直接市町村のほうへ送っていただければ済む話なんですけども、そのへんも一番訴えかけを行なっていただきたいと思います。
続きまして3番ですけども、鵜殿図書館のパソコン増設についてですけども、これは実際、増設のほうは図書館のほうへは今のところはできないということですかね。
石本教育課長
現在、村に空きのパソコンというのがございません。
そのことから、もし増設するとすればですね、リースまたは購入ということになるんだと思うんですが、現在それは考えておりません。
ただ、役場玄関に設置をしておりますパソコンのですね、利用については図書館との調整のなかで検討したいというふうに思っております。
榎本健治
例えばね、夏休みとかですね、期間的に移設とかすることも今後可能ではないかと思っておりますけども、冬休みも含めて春休みも含めて、やっぱ一番使用状況の多い時に使えなかったら意味がないと思うんですけども、その夏休みだけでも無理なんでしょうかね。
石本教育課長
今のご指摘いただきました期間を限定をして設置をするという方法も、今後考えてさせていただきたいというふうに思っています。
ただ、先ほど言いましたように空きのパソコンがありませんので、役場玄関に設置してますマッキントッシュ製のパソコンを利用することでですね、図書館との連絡調整のなかで検討させていただきたいというふうに思っております。
榎本健治
ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
本当に多数利用者が見かけるなかで、やっぱり次に来られたら順番気にして利用できる時間もやっぱり限られてくるという問題もあります。
ある方に、図書館の職員の方に聞いたんですけど、やっぱりインターネットで調べた場合は調べた事項に対して図書館の本ですぐ色んなことが勉強できると、裏付けになるということで大変効果的なサービスだと、他の図書館でもなかなかインターネットも利用できるとこはなかなかないんでね、その充実をぜひこれからも図っていただきたいなという意見であります。
続きまして4番の水害対策についてですけども、やはり集中的な大雨が降ったら浸水するとかいう問題が残っております。
今後の地区に対しての優先順位ですか、まずここから直していくとか具体的な計画などがあればお伺いしたいと思います。
西田村長
水害対策、これから秋の台風シーズンを迎えて、私も大変頭が痛いといいますか、憂慮を一番している問題でございまして、実際に被害を受けられますと大変な迷惑といいますか、悲惨な状況ということも考えられますので、大変憂慮いたしておりまして、何とか対策についても順次進めていきたいというふうに思っております。
特に今のところですね、これといった順番というかたちは決めておりませんけれども、鵜殿の場合は状況を考えてみますと駅裏地区の問題が一番大きな問題でございますし、法寿坊地区ですね、これについてもですね、前回の対策から含めて現在もですね、要するに調整池としての機能が有効に活用されるような修繕といいますか、そういったかたちの手当ては今年度も順次行なっておりまして、それらを少しずつではありますけども進めてまいりたいというふうに思っておりますし、この間の議会のほうへも、ある一部の地域の方から浸水に対する要望書もいただいておりますので、これは議会ともどもですね、考えてまいりたいと、対策については考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。
そういった要望等踏まえてですね、やはり現実、現実といいますか現状を把握するなかで一番緊急度の要する所からですね、手がけてまいりたいと、このように思ってますので、これも予算も当然ついて回ることでありますので、その範囲の中で努力してまいりたいと、このように思ってますのでよろしくお願いいたします。
榎本健治
特に緊急を要する地区っていうのはやっぱり浸水ですね、一番浸水が問題になっております。
駅裏地区でちょっとお聞きした話によりますと、前回、平成3年の19号の時には145cmですか、水位があったと、玄関で、住民の方がメジャーを持って測って「ここまできたんや。」という、そういうような話もいただいております。
その周辺でも97cmとか、ちょっとこれは前になるんですけどもね、そういう被害の報告、報告っていうかお話もしていただいた地域もありました。
問題としまして排水溝の水はけの問題もありますし、古い側溝の場合は今後新しいU字溝ですか、とかそういう方向にも変えていくという方法は今後やっぱり一番問題になっている駅裏周辺ですか、また明見地区とかありますけども、その点についてもちょっとお聞かせください。
萬浪産業建設課長
産業建設課より側溝改修の件につきましてお答えをさせていただきます。
榎本議員ご指摘のとおり、村内側溝につきましては修繕を要する箇所が当然現在もございまして、年次的にですね、予算と合わせてその改修、修繕にとりかかっております。
今後もその、今ご指摘いただきましたように、緊急度の高い箇所からですね、均衡ある修繕的な作業に随時かかってまいりたいと、それで予算化につきましても年次計画について計上させていただきますのでご理解をいただきたいというふうに考えています。
榎本健治
その緊急を要する場所なんですけど、まず住民の現状ですか、現状をしっかり聞いていただかないと問題の解決、対策、対策の実施、またはどのような効果が現れたか、またそれに対しての再発防止、歯止めとか重点的な流れのなかで、まず現状を聞いていただきたいと、そういう住民がちょっと僕が聞いているなかでは多いように見受けられますんで、ぜひ現状をしっかりしていただく、そして地区説明会とか住民説明会があってもなるべく住民が来ていただけるような方向にもっていただきたいなと、これは住民の協力もありますけども、今後、鵜殿村におきましても水害が少しでもなくなるように努めていただきたいと思っております。
以上で一般質問終らせていただきます。
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